ワンクリック登録解除(List-Unsubscribe)とは
最終更新: 2026-08-07
Gmailの送信者ガイドラインには、SPF・DKIM・DMARCと並んでもう1つの必須項目があります。ワンクリック登録解除です。
認証だけ整えて安心していると、ここで引っかかります。これは認証とは別の要件で、メールの中身の話です。
誰が対象か
Googleの公式ガイドラインには、こう書かれています。
1 日に 5,000 件を超えるマーケティング目的のメールや配信登録されたメールを送信する場合は、ワンクリックで登録解除できるようにする必要があります。
つまり「1日5,000通超」かつ「マーケティング・配信登録メール」が対象です。取引メール(注文確認、パスワード再設定など)は対象外とされています。
💡 5,000通に達していなくても、解除しやすい導線があること自体が迷惑メール報告を減らします。「解除できないから迷惑メール報告する」が最悪のパターンで、これは送信ドメインの評判を直接痛めます。
必要なもの — メールヘッダー2行
実装は、メールに次の2つのヘッダーを付けることです。
List-Unsubscribe-Post: List-Unsubscribe=One-Click
List-Unsubscribe: <https://example.co.jp/unsubscribe/xxxxx>
2行そろって初めて機能します。片方だけでは要件を満たしません。実際、List-Unsubscribe だけ付けて List-Unsubscribe-Post を忘れている例は少なくありません。
この2行があると、Gmailの受信画面で差出人名の横に「登録解除」というリンクがGmail自身によって表示されます。受信者はメールを開かなくても解除できます。
守るべき運用ルール
- 2日以内に処理する — 解除リクエストは2営業日以内に反映する必要があります。「次回の配信から」では遅い場合があります
- 解除にログインを求めない — ワンクリックの意味がなくなります。確認画面を挟むのも避けてください
- 本文中の解除リンクも残す — ヘッダーだけでは、Gmail以外のメールソフトで解除できません。両方用意します
配信サービスを使っている場合
多くの配信サービスは、すでに対応済みです。設定を確認するだけで済むことがほとんどです。
管理画面で「登録解除」「List-Unsubscribe」「ワンクリック解除」といった項目を探してください。オレンジメールをはじめ主要なサービスは、解除リンクの自動挿入とヘッダーの付与に対応しています。
自社システムから直接送信している場合は、開発者にこの2行の追加を依頼してください。解除を受け付けるURLと、解除処理の実装が必要です。
できているか確認する
実際に届いたメールで確認するのが確実です。Gmailでメールを開き「⋮」→「メッセージのソースを表示」で、上記2行があるかを見てください。Gmailの画面に「登録解除」リンクが出ていれば、機能していると判断できます。
あわせて無料診断でSPF・DKIM・DMARCも確認しておくと、Gmail要件の全体像がそろいます。要件の一覧はGmail送信者要件チェックにあります。