550-5.7.30 — DKIM認証に失敗してGmailに拒否された
最終更新: 2026-09-09
GmailがDKIMを理由に拒否したときの番号です。一括送信者にはDKIMが必須で、SPFだけでは要件を満たせません。
このページでわかること
- SPFが通っていても、DKIMが無ければ拒否されること
- 「署名が無い」のか「署名はあるが通らない」のかで、直し方が別なこと
- DNSに鍵を置いただけでは署名は始まらないこと
戻ってきたメールに書かれている文面
550-5.7.30 This message was blocked because it didn't pass DKIM authentication.
550-5.7.30 Gmail requires bulk email senders to authenticate their email with DKIM.
550-5.7.30 Authentication results: DKIM = did not passまず、署名が付いているかを確かめる
ここで対処が分かれます。届いたメール(自分宛にテスト送信したもの)のヘッダーを見てください。
| ヘッダーの状態 | 意味 | 対処 |
|---|---|---|
DKIM-Signature が無い | 署名されていない | dkim=none の直し方 |
署名はあるが dkim=fail | 検証に失敗している | dkim=fail の直し方 |
dkim=pass だが d= が他社 | 第三者署名。自社ドメインの署名ではない | 下記へ |
ヘッダーの読み方はAuthentication-Resultsの見方に、貼り付けるだけで判定する方法は完全判定にあります。
いちばん多い見落とし — DNSに置いただけでは始まらない
DKIMは、DNSに公開鍵を置くだけでは有効になりません。署名するのは送信側のサーバーなので、そのサービスの管理画面で「有効にする」操作が別に必要です。
Google Workspace なら管理コンソールでの「認証を開始」、配信サービスならマイページでの有効化などです。この状態は外部からは確認できません。診断で「設定済み」と出ていても、実際のメールに署名が付いていないことがあります。
第三者署名では要件を満たせません
配信サービスの初期状態では、サービス自身のドメインで署名されていることがあります。
dkim=pass header.d=esp.example.net ← 配信サービスの署名
dkim=pass header.d=yourdomain.com ← これが必要
自社ドメインでの署名に切り替えてください。多くのサービスでは、DNSにCNAMEかTXTを1〜2本追加すれば切り替わります。値は設定値をつくるで作れます。
SPFだけでは足りません
550-5.7.26(認証が無い)は「SPFかDKIMのどちらか」で解消しますが、この 5.7.30 はDKIMそのものを求めています。SPFをどれだけ直しても解決しません。
そもそも転送されるとSPFは構造的に失敗するので、DKIMは避けて通れません。要件の全体像はGmailの送信者要件にあります。