spf=temperror — DNSを引けなかった(多くは一時的)
最終更新: 2026-09-09
temperror は temporary error(一時的なエラー)の略で、「SPFを評価しようとしたが、DNSの応答が得られなかった」という意味です。レコードが壊れている permerror とは別物で、設定は正しいのに評価できなかった状態です。
このページでわかること
- 1回だけなら、多くは放置してよいこと
- 繰り返すなら自社のDNSに原因があること
- 受信側は temperror を「保留」として扱うため、遅延の形で表面化すること
どこに出る文字列か
Authentication-Results: mx.google.com;
spf=temperror (google.com: error in processing during lookup of
yourdomain.com: DNS error) smtp.mailfrom=yourdomain.com何が起きているのか
受信側は、SPFを判定するためにあなたのドメインのDNSを引きます。その問い合わせがタイムアウトしたか、DNSサーバーがエラーを返したということです。
多くの受信事業者は temperror を「今は判断できない」として扱い、配送を保留して後で再試行します。そのため拒否ではなく「遅れて届く」形で表面化することが多く、気づきにくいエラーです。
放置してよいか、調べるべきか
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 1通だけ、単発で出た | 放置してよい。相手側や経路の一時的な事情がほとんど |
| 同じ時間帯に集中して出た | DNSサーバーの一時障害。事業者の障害情報を確認 |
| 毎日のように出る/特定の受信先だけ出る | 自社のDNSに原因がある。下記を確認 |
繰り返すときに確認すること
- ネームサーバーが1台になっていないか … 1台だと、そこが落ちた瞬間にすべて temperror になります。通常は2台以上です
includeの先が不安定でないか … 自社のDNSが正常でも、参照先のDNSが応答しなければ temperror になります。使っていないサービスのincludeは消してください(→参照を減らす)- DNSSECの設定に不整合がないか … 署名が切れていると、検証する受信側からは引けません
- TTLが極端に短くないか … 問い合わせが増え、応答が間に合わなくなることがあります
確認のしかた
# 自分のドメインのSPFが引けるか
dig +short TXT yourdomain.com
# include の先も引けるか(例)
dig +short TXT _spf.google.com
無料診断は include の先まで実際にたどるので、参照先が引けない場合はその場で分かります。時間帯を変えて何度か試すと、断続的な不調も見つけやすくなります。